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「ぼくは時々、自分の頭を割ってしまうことを想像する。あまりにもたくさんのことが入っていて、あまりにもたくさんのことを受け入れてしまうぼくの頭。それがなければ」
腕を組んだまま立っているジョシュアの肉体は、一本の線に見えるほど細く、不安定に見えた。
ネタバレしているので、未読の方はご注意を。
キッシリンリン★さんに怒られちゃった(〃▽〃)ので思いっきり短くしてみたんだZE!!!!
ルーンの子供たちDEMONICは簡単に言いますと
天然ボケ入った天才貴族ジョシュア・フォン・アルニムと
その天然ボケを文句垂れつつせっせと世話する貧乏少年マキシミン・リフクネと
青竹をぶっ叩き割ったような性格の豪傑自己中ヒロイン、クラリーチェ・アヴリルが
命を狙われつつ
ジョシュアの恐るべき天然ボケに悩まされながら
ふらふらと旅をするお話。でぇす(笑
ジョシュアの天然さはある意味必見ですよ…
話が始まったばっかりの頃は自分の天才性に溺れかけてたジョシュアですが、
大叔父の知り合いだった少年マキシミンにお坊ちゃま根性を叩きなおされて
最終的にはマキシミン自身が呆れるくらい楽しそうにじゃがいもの皮むきなんかをします(´・ω・`)
「これ、思ったよりおもしろいね(*´∀`*)」
ヒロイン以上に体力も根性もないので、あっちこっちで意識失ってみたり、さらわれて軟禁されてみたり、
そのたびにマキシミンがぶー垂れながら走り回ってますよ。
マキシミンがいなかったらコイツとうにお陀仏…にはならなくても、いつかは他のデモニックと同じように狂死してたんだろうな。
冬の剣は欝展開、魔剣、モンスター…とRPG系ファンタジーだったんですが…
デモニックはマキシミンとリチェのおかげで随分とコメディーチックになっています。
読んでるとあっちこっちで吹きそうになりましたよ(・∀・)
マキシミンもゲーム中とはちょっと、いやかなりギャップがありますね。
ある程度人当たりがいいというか、寛容になってます。というか…ちょっと幼い?感じです。
おばけ恐がってみたり、ジョシュアに約束破られてふてくされてみたり、
タマネギを切るとぼろぼろ涙が出てとまらなくなったり。
どっかにある薄暗い森で人ぶった斬りながら『フハハ俺TUEEEEEE!!!五花月光斬!!人がゴミのようだ!!!』とかは絶対しないな。あ、これは中の人の問題ですか。
ゲーム中では全く活用してもらえない推理力も、あっちこっちで見られたので満足(*´∀`*)
マキシミンはジョシュアとは別の次元で頭の回転速いね。
マキシミンの弟妹はイルマ、ルドルフ、リハルト、アントン。
アントンはお父さんが拾ってきた子で、マキシミンと血の繋がりはないですが、マキシミンはちゃんと分け隔てなく育ててます。お母さんは早くに死んでて、お父さんはとんずら中。
九歳くらいの時から平気でお酒飲んでたり、『人生疲れたYO』とか言ってみたり、マキシミンはマキシミンで普通の子供という感じはしないです(´・ω・)
主人公のジョシュアが頼りないもやし坊ちゃまな代わりに、マキシミンが大分活躍してるって感じ。
ヒロインの性格が自己中ってのもまた新鮮かもw
異常な天才のデモニックであるジョシュアは、
自分のことをこれ以上成熟しようのない存在のように感じていますが、人間的にはまだまだ成長途中。
一匹狼状態のマキシミンの方が人の本質よく理解してるので、どうにもジョシュアの脆さが目立ちます。
というかすでにジョシュアの狂死フラグたってるんですが…
マキシミンが『もし一線越えそうになったらぶん殴って無理やり目ぇ覚ましてやるから安心汁』と宣言しているので、どうにかなるんでしょう。
まずは誰かに頼らないで、自分でしっかり立てるようにならないと…
こんな精神的にも肉体的にもひ弱なファンタジー主人公はダメダメ@@です
ボリスが、ルイジアンを破ってシルバースカル大会で優勝した謎の少年、という形で少しだけ紹介されていました。これは最終巻あたりで、そのうち出てくるフラグ?
ランジエやシルビエット達はまだのようです。
冬の剣は最初から話の終わりがなんとなく予想出来たんですけど、DEMONICはちょっと続き想像つきませんね。出るのは来月あたりだと思います。